『転生王女と天才令嬢の魔法革命』にものすごくハマった話

※『転生王女と天才令嬢の魔法革命』のネタバレを含みます。

2023年1月からTVアニメ『転生王女と天才令嬢の魔法革命』が放送されていました。

アニメ版はシリーズ構成に『俺ガイル』で有名な渡航先生が参加されており気になっていたため最近一気見したのですが、非常に面白くて非常に好みの作品でしばらく『転生王女と天才令嬢の魔法革命』のことしか考えられなくなるほどでした。

ハマりすぎてアニメ見た勢いで原作小説のweb版と書籍版とコミカライズ版をすべて読破したので、感想等を雑多に書いていきたいと思います。

 

・『転生王女と天才令嬢の魔法革命』公式リンク

・小説web版(小説家になろう)

https://ncode.syosetu.com/n8558fh/

・小説書籍版(ファンタジア文庫) 

転生王女と天才令嬢の魔法革命 | 特設ページ | ファンタジア文庫

・TVアニメ公式サイト

TVアニメ「転生王女と天才令嬢の魔法革命」公式サイト

・コミカライズ版(コミックウォーカー)

転生王女と天才令嬢の魔法革命 無料漫画詳細 - 無料コミック ComicWalker

・TVアニメの公式設定資料集が発売決定(買うのだ!)

「転生王女と天才令嬢の魔法革命 設定資料集」ファンタジア文庫編集部 [画集・ファンブック] - KADOKAWA

・関連グッズはゲーマーズオンラインがおすすめ(ダイマ

転生王女と天才令嬢の魔法革命 | ゲーマーズ

劇中のかわいいイラストのステッカーも販売中(買いました)

転生王女と天才令嬢の魔法革命ステッカー

 

・『転生王女と天才令嬢の魔法革命』のここが好き!!

キャラ設定とこれを活かすストーリーが最高すぎました。

本作は「魔法に憧れ魔法を愛しているにも関わらず自身は一切魔法が使えない王女アニスフィア」と「魔法と文武のすべての才を持ちながら与えられた役割をこなすだけの令嬢ユフィリア」の二人が苦難を乗り越えながら結ばれる王宮百合ファンタジーです。

もちろんこの二人は愛し合って結ばれるのですが、この二人が結ばれることには他にも意味があります。それは「魔法に嫌われ続けたアニス」が「魔法を熟知し使いこなすユフィ」と結ばれることで初めて魔法に認めてもらえたことです。

アニスはユフィと結ばれるまでとにかく否定され続けます。しかも国の状況・権力闘争・本人の性格など複数の要素が原因となっており一筋縄では解決できない状況でした。さらに原因を生み出している人たちもみんながみんな悪意があるわけではなく、ほんの少しのすれ違いや環境の違いによって対立や孤立を生み出しており手詰まりの状況でした。

しかし、ユフィと結ばれることでアニスの縛り付けていたすべての問題がほぼ解決します。未読の方は話が飛躍しすぎて意味が分からないと思いますが、事実です。逆にユフィと結ばれることでアニスの問題が解決されるという緻密な設定とこれを納得させるストーリーが本当に素晴らしいと感じます。

他にも1つの出来事が複数の意味を持ったり後の伏線となることが多々あり、特にこのキャラクターだからこそ成しえたと納得させられる出来事が多く、サブキャラクターにも感情移入しやすくなっています。このようなキャラ設定とストーリーのかみ合いが本作の魅力だと感じました。

 

・『転生王女と天才令嬢の魔法革命』のTVアニメを見ろ!!

前述の通りアニスとユフィが結ばれる話なのですが、アニメはしっかりアニスとユフィが結ばれるところで終わります。小説ではその続きもあるのですがアニスとユフィが結ばれてからのアニスはユフィという精神的支柱を得ることで非常に安定するため、個人的に本作の一番の見どころはアニスとユフィが結ばれるまでの話だと思っています。

アニメは個人的には他の媒体と比べて最もわかりやすく、素晴らしい完成度です。若干原作改変やカットやアニオリがありますが、すべては登場人物の心情をわかりやすくするためのものと考えています。私はアニメ9話以降はずっと泣きながら見ていました。本当に感動しました。

たまにアニメではまった後原作読むと、原作の方が素晴らしくてアニメでは物足りなくなることがあるのですが、本作は全媒体読んだうえでもアニメの感動はまったく薄れませんでした。むしろアニメ版の素晴らしさを再認識するほどでした。シリーズ構成、大きな作画崩れがないことなど良い点を挙げればきりがないですが、個人的には主要キャラの声優の演技が本当に素晴らしいと感じました。特にアルガルドとユフィリアは心に刺さる場面が多くて最高でした。

 

・TVアニメは小説の何巻に該当するのか

アニメの範囲は小説ではweb版が第1部、書籍版は1巻~3巻の内容に該当します。アニメの内容は書籍版準拠でweb版とはかなり時系列が異なる部分があります。

 

・TVアニメと書籍版の違い

アニメの内容は書籍版準拠ですが若干異なる部分があります。主な違いは以下の通りです。

・前日譚がある

・ティルティの出番が増加、これに伴いトマスの出番が減少

・ネルシェル、ナヴルの出番がカット

恐らくですが尺が限られるアニメ版では意図的に主要登場人物に出番を集中させることで感情移入させやすくしているのだと思います。ちなみにコミカライズ版の内容も書籍版準拠となっています。アニメ版と異なり書籍版にかなり忠実に描かれています。

 

・web版と書籍版の違い

アニメ版と違い、web版と書籍版はかなり異なります。

時系列順のweb版と書籍版の主な違い

web版と書籍版の違いを簡単に上記の表にまとめてみました。web版1部+後日談・外伝の内容が書籍版の1巻~4巻に該当します。表のweb版行の赤字が書籍版で時系列が移動した出来事になります。その他の出来事は時系列的にはweb版と書籍版は同じとなっています。ただし、同じ出来事でも内容が異なる場合もあります。(ユフィがアニスとアルガルドをグーパンしたり…)

・web版と書籍版の違いの詳細

書籍版の1,2巻まではそこまで大きな違いはありませんが3巻以降はweb版とかなり違いがあります。書籍版の各巻の変更点は以下の通りです。

1巻:ユフィと協力してドラゴン討伐する。web版ではスタンピード発生のみでドラゴンはアニス単独で物語開始前に討伐済み。

2巻:web版1部2章とほぼ同じ内容。

3巻:ユフィが養子→精霊契約→女王即位と1つの出来事としてまとまっている。web版ではユフィが養子となることが1部3章、精霊契約の真実が1部4章の内容となっており、アニスとユフィは2回喧嘩する。

4巻:web版1部3章4章のうち、3巻でカットした内容にweb版1部5章と後日談・外伝の内容を組み合わせた構成。

5巻:ほぼ書き下ろし。アルガルドとアクリルの出会いがここに収録。

6巻:web版第2部5章6章の内容。web版2部の1章~4章は全カット。

 

・web版を読んだうえでの書籍版の印象

ここまでweb版と書籍版の違いを書いてきました。変更して良かった点・悪かった点あると思いますが、これらの変更に伴いどういった印象を受けたのかは以下の通りです。

①ユフィと協力してドラゴン討伐したことでアニスが継承するドラゴンの力の重要性がわかりやすくなった。

②王位継承の話がまとまったことでわかりやすくなった。

③逆にガーク、ハルフィス、ミゲルの出番がユフィ王位継承後になったため、感情移入しにくくなった。

④web版2部序盤が全カットのため、2部主要キャラのシャルネ・プリシラの出番はほぼなし。ルエラやサラン、ファルナ、といったサブキャラの出番もなし。

⑤web版1部では出番の多かったネシェルの出番が減少。web版→書籍版→アニメ版とどんどん出番が減っていく…

⑥逆に書籍版ではイリアとアルガルド、ティルティの描写が増加。ティルティはweb版→書籍版→アニメ版とどんどん出番が増えている…

⑦ユフィとアルガルドの仲が悪い

⑧アニスとユフィが結ばれてからweb版以上にアニスが落ち着いている。

雑多に書きましたが、結論としては尺の都合でハイファンタジーから百合重視に再編集した印象です。書籍版はもちろん商業のため常に打ち切りの可能性を抱えています。web版の2部以降はハイファンタジーの側面が強く2部全体で一つの大きな物語となっており途中で切りにくくなっているため、商業用に再編集した結果、百合重視(アニスとユフィ中心)の内容になったのではないかと考えています。

そして、アニメ版同様尺が限られる書籍版でも主要人物に出番を集中させることで感情移入させやすくした分、サブキャラの大幅削減に至ったと考えています。web版のサブキャラは設定が緻密でかなり濃い役割を担っていることが多く魅力的ではありましたが尺を考えると難しいところかと思います。また、アニスがweb版以上に落ち着いているようにみえることも、書籍版再編集に伴い生じた辻褄合わせをアニスが担っていることが理由と考えています。

 

・全体の所感

ここまでも各媒体ごとの違いを中心に本作の感想を書いてきましたが、ここからはさらに雑多な感想を書いていきたいと思います。

・アニスが倒したドラゴンについて

ドラゴンの力をアニスが継承したことは物語に非常に大きな影響を与えています。アニメでもヴァンパイアの力を看破する役割を担っていましたが、本作のラスボスに該当するライラナを倒す役割もこのドラゴンの力が担います。こんなに重要かつラスボスを倒せるほど強力な力にもかかわらずweb版では「昔アニスが一人で倒した」と文章であっさり処理されてしまっています。さすがに不自然すぎたので書籍版やアニメのようにユフィと協力して倒した方が自然な展開になったと感じました。

・ユフィの母であるネシェル夫人について

ここまで散々出番が減っていると書いてきたネシェルについてですが、個人的には好きなキャラの一人です。アニス及びユフィの両親が魅力的なキャラであることはアニメを見た方には理解いただけると思いますが、これに漏れずネシェルも魅力的なキャラだと思っています。特に作中トップクラスに百合に寛容な点や魔法の才能がある上にアニスのような現代的な視点を持ち合わせている点が、ユフィがアニスと相性が良かったことの裏付けになっているのではないかと感じました。

・ティルティとミゲルについて

作品の辻褄合わせ役であるティルティですがweb版の序盤は出番がなく、全てアニス一人で解決したことになっているため、アニスが万能すぎて違和感がありました。ドラゴン同様に書籍版やアニメのようにアニスの協力者として序盤からティルティが活躍する方が自然な展開だと思います。また、王位継承編(書籍版では4巻)から魔法省攻略のためアニスたちに協力する人物の一人であるミゲルについても作品の辻褄合わせ役と認識しています。ただ、魔法省攻略の詳細はweb版でも1部と2部の間の出来事として飛ばされているため、どの媒体でもティルティに比べて出番が少ないです。個人的には活躍の伸びしろが非常にあると思っているので、ミゲル中心の外伝があれば読んでみたいと思っています。

・書籍版のユフィとアルガルドが仲悪いすぎることについて

正確には恋のライバル的な関係だと思うのですが、とにかく仲が悪いです。web版ではそもそもユフィとアルガルドが言葉を交わす機会が少ないため、実はweb版でも書籍版と同じような関係性だったのかもしれませんが、書籍版を読んだとき口が悪すぎて驚いてしまいました。婚約破棄の件については廃嫡時に和解したと認識していたのでお互いの関係にしこりはないと思うのですが、とにかく意外でした。

・web版と書籍版の王位継承編について

個人的に本作最大の見どころである王位継承編ですが、登場人物の心理や設定が複雑で難しい内容でもあると思います。書籍版ではweb版に比べてわかりやすくなったと記載しましたが、2部以降の物語を考えると2部の伏線も内包しているweb版も魅力的であり、書籍版web版の双方に良い点悪い点があると感じています。

 

・『転生王女と天才令嬢の魔法革命』シリーズの今後の展開

最後に『転生王女と天才令嬢の魔法革命』シリーズの今後の展開について個人的な希望を勝手に書いていこうと思います。

まず、コミカライズ版ですがコメディからシリアスまで非常に安定したクオリティで素晴らしいので末永く続いて欲しいと思っています。物語の進行具合ではアニメ版より遅くアルガルド反乱編の途中のため、せめてアニメと同じくユフィが王位継承するところまで続いて欲しいと思っています。応援してます。

次にTVアニメ放送中に発表された書籍版7巻の発売決定についてですが、この7巻の内容が全く予測できません。というのも書籍版6巻でweb版のラスボスであるライラナを倒しているため、web版準拠であれば書籍版6巻の時点で物語がほぼ完結していることになります。web版の話を持ってくるのか完全書き下ろしになるのか、後日談のような小話で終わらせるのか新章がスタートするのか、非常に注目です。ただ、前述の経緯からweb版から大幅に話を練り直さないといけないと思うので7巻の発売は結構先になるのではないかと思っています。気長に待ちましょう。

最後にTVアニメを見た人に言いたいこととして、web版も読んで欲しいということです。TVアニメは書籍版とコミカライズ版に準拠しているため、web版は結構内容が異なるのですが、2部のほんとにラストまできれいに物語が集束して終わるので読破したときの満足感と納得感が素晴らしいです。アニスが終始一貫して掲げていた「魔法は誰かを笑顔にするためにある」理念に対して「魔法に憧れた全ての人たちに、祝福あれ」で終わるのは本当に綺麗すぎます。百合が好きな方にはがっかりされるかもしれませんが、ハイファンタジーとして『転生王女と天才令嬢の魔法革命』の世界にどっぷりハマるならweb版は必読だと思います。

本当に『転生王女と天才令嬢の魔法革命』という素晴らしい作品を生み出していただいた関係者各位には感謝の言葉しかありません。これからも応援したと思いますので、末永く本シリーズが続いて行けば嬉しいなと思います。

【自分用】C100サークル参加しました【反省会】

超久しぶりの投稿です。今後はちょくちょく更新できればと思っています…

 

コミックマーケット100(C100)にサークル参加させていただきました。

自サークル https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/16205312

当日購入してくださった方、参加させていただいた合同の関係者、付近のサークルの皆様、本当にありがとうございました。

今回は感想や反省、今後の活動方針など今考えていることを雑多に記載していこうと思います。ほぼ自分用です(笑)。

 

 

 

同人活動

同人即売会のサークル参加は今回で5回目です。

参加履歴:C95、C97、プリウマイティ大阪杯、プリティーステークス21R、C100

サークル参加し始めてからはウマ娘二次創作をメインで活動しています。

今回のお品書きはこんな感じでした。

C100お品書き

 

 

 

・良かった点

1.お客様の選択肢を増やせたこと

プリウマイティ大阪杯にて交流のあるサークルさんが「本よりキーホルダー(グッズ)の方が売れている」と言っていたので、プリティーステークス21Rの際にクリアファイルを作成しました。この時はそんなに反響はなかったのですが、今回クリアファイルを作ったことは正解だったと確信しました。

理由としては、1つは『ウマ娘グッズに需要があること』です。アプリリリースから爆発的に二次創作が広がった作品ですが、登場キャラも多く特定のキャラのグッズが多いわけではありません。

今回現地では高確率で新刊とセットでクリアファイルを買っていただけました。また、クリアファイルだけ購入される方もいらっしゃいました。イラスト本は多くの他サークルも素晴らしいものを発行されています。自サークルの色を出す手段の一つとして変わり種を置いておくことは有効な戦略だと感じました。

理由の2つ目は『自分のイラストがクリアファイルに向いていること』です。自分のイラストはロゴなども含めて1枚絵として雰囲気を作り出すことができていると思います。イラスト本のようなイラストが連続する作品は本としての雰囲気を統一する必要があると感じますが、クリアファイルはそれが必要ありません。このような自分のイラストの傾向がクリアファイルにマッチしたのではないかと考えています。

今回のクリアファイルはイラストも自信作で、反響ともに手ごたえがあったことは自信につながり非常に良かったと思います。

 

2.合同誌への積極参加

今回非常にありがたいことに2サークルの合同誌に参加させていただきました。

 ・ウェッティ様 カノープス合同 https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/16206517

 ・はち屋様 ウマ娘野球合同 https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/16206134

これは自分の良かったことというより主催者含め周りの方のおかげなのですが、合同に参加することにより交友関係の構築とモチベーションの向上につなげることができました。

物凄く下世話な話をすると合同誌の発行費は主催者持ちですのでヤリ得です。チャンスがあれば今後も絶対参加したいです。

 

3.通販の活用

コ○ナ禍の影響で通販が今まで以上に需要があると考えられます。

参加者側も現地参加をためらったり、コミケのように主催者側が参加者を絞るといった措置を取っています。この状況がニュースタンダードとして定着しつつある今、コ○ナ禍が収まったとしても元の状況に戻るのはかなり難しいと考えられます。

コ○ナ以外の理由もありますが、自サークルでもC97の際から会場売り上げが半減している状況です。

需要面・社会情勢面の双方から考えても通販の活用は有効と考えれます。

ちなみに自サークルのC100の新刊はこちらです!

ecs.toranoana.jp

 

4.申し込み情報は大事

間抜けな話ですが、C95の際はウマ娘メインであるにもかかわらず申し込み情報のせいでウマ娘島から外されたことがあります(笑)。

運営はサクカのイラスト含む申し込み時の情報で配置場所を設定するので、自分が主張したいことは申込時にしっかり記載しましょう。

 

 

 

・悪かった点

1.イラスト本がダメ

致命傷です。理由を記載していきましょう。

理由の一つ目は『1冊の本として統一感がないこと』です。私は絵柄が定まっておらず1枚ごとに雰囲気が大きく異なるイラストになることが多々あります。表紙を見て足を止めてくれても中身を見て買わない人がそれなりにいることや特定のファンが付きにくいことなどにつながっていると考えています。

今後の方針としては『絵柄を定めること』か『似た絵柄のイラストだけで本が作れるくらい描くこと』です。とにかく描くことですね(笑)。

理由の二つ目は『公式衣装イラストを描いていないこと』です。あまり根拠はないのですが、公式のデザインが素晴らしすぎること、公式衣装も含めて該当キャラと認識されていることから公式衣装のイラストに特に需要があるのかなと思います。

ウマ娘はR18NGです。一概には言えませんが他作品よりエロ目的がない分作品愛が強いファンが多く、これによって公式衣装需要が高いのではないかと考えています。

なお、良かった点で挙げていたクリアファイルも公式衣装ではないので、同様の理由で公式衣装の方がより反応が良かったかもしれません。

 

2.ポスターがない

前からあった方がいいかなと思っていたのですが、あった方がいいですね。

理由は『参加者は現在地をポスターを見て認識していること』です。同人即売会は区切りとなる場所以外スペース番号が表示されていません。そのため、参加者はポスターに書いてあるサークル名やスペース番号で現在地を認識しています。ポスターを見るため視線が上にあることが多く、机上があまり視界に入らない。宣伝効果を高めるならポスターは効果的だと改めて感じました。

 

3.イラスト本の紙は慎重に選ぼう

選ぼう!!!(戒め)

今回本文をなんとなく上質紙にしたのですが、上質紙は全体的に白みがかった淡い印刷になります。上からペンなどで描きやすいなどの特徴もあるのですが、特別な意図がない限りイラスト本の本文はマットコートが良いです。

表紙はマットコートに加工をのせるのが良さそうです。今回は片面PP貼(つやあり)加工をしています。

 

 

 

・最後に

良かった点悪かった点ありますが、同人即売会はとにかくモチベーションが上がります。自分の満足がいく同人誌が作れるようにこれからも頑張っていきます!!

 

 

・ブログ主の紹介及びブログの趣旨

sniperkaityo.hatenablog.com

 

今更TVアニメ探偵はもう、死んでいる。見ました

個人的に2021年夏アニメで一番楽しみにしていたアニメです。

10話まで視聴した内容で感想を書かせていただきます。

 

以下の3点にご注意ください。

公式HPで公開されている以上のネタバレは極力避けますが、ネタバレ断固拒否の方はブラウザバック推奨です。

・本ブログはあくまで筆者の感想です。

 ・必ず良いと感じた点、悪いと感じた点を書くように心がけています。自分の好きな作品を批判されたくないという方はブラウザバック推奨です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・筆者の事前知識

このライトノベルがすごい!2021にて上位にランクインしていたことからずっと気になっていたところ、アニメ化したため視聴し始めました。

この段階では原作小説は未読です。

 

・感想

『販促アニメとしては100点。でもアニメ単体としてはちょっと微妙』と感じました。

私は、原作がある作品をアニメ化する動機は大きく二つあると思っています。「販促」と「映像化」です。

前者はその名の通り、原作小説を買ってもらうなどして経済効果を生むためのアニメ化です。後者は静止画の原作を動画で見てみたいという創作欲によるアニメ化です。今回のアニメ化は前者に寄った動機で制作されたように感じました。

 

・良いと感じた点

販促アニメとしては100点と書きましたが、具体的には「シエスタのかわいさが十二分に伝わること」が良いと感じた点です。

本作はすでに故人のヒロインというインパクトある舞台設定が先行しがちですが、ライトノベルらしく魅力的なヒロインとの絡みも本作の強みの一つだと思います。

実際、このライトノベルがすごい!2021の女性キャラ部門にてシエスタは上位にランクインしているので、シエスタの魅力は本作の魅力として、アニメ化において視聴者に伝えなければならない要素の一つと言えると思います。

また、アニメでは原作小説とシナリオの順番を入れ替えています。シエスタと過ごした過去のエピソードを前に持ってくることでよりシエスタのかわいい姿が視聴者に伝わるような構成になっていると感じました。

「すごくかわいいけどすでに故人のシエスタ」が今後どうなるのか気になるから原作小説買う。と思わせるには十分な内容だったと感じました。

あと、少し余談ですがこのライトノベルがすごい!にランクインしてすぐアニメ化したのは旬を逃していなくてすごく良かったと思います。六花の勇者などアニメ化まですごく間隔が開く作品が多いので…

 

・悪いと感じた点

アニメ単体としては微妙と書きましたが、具体的にはキャラ以外の作画と見せ方が微妙と感じました。

例えば斎川のライブシーンの観客やロンドンの街並み、SPESの本拠地など背景は安いですね。

また、第1話以外は戦闘シーンでも迫力が伝わりにくいと感じました。アニメ制作知識があるわけではないので一個人の感想ですが、もう少し工夫があっても良かったかなと思います。

 

・最後に

アニメ化の動機には「販促」と「映像化」があると書きましたが、原作小説既読者には「販促」の動機は薄れることになります。今回のアニメ化は「販促」に寄ったアニメ化であると感じたので原作小説既読者がどのような感想を持っているのか気になります。

あとはアニメ化に使った予算を回収できるだけの経済効果を生めたかどうかでアニメ化の成否が決まると思いますが、果たしてどうでしょうか。これは関係者のみ知る世界ですね(笑)

シエスタが可愛いことは間違いないので、PVなどを見てシエスタのことが気になった人にはおすすめできると思います。

 

・TVアニメ「探偵はもう、死んでいる。」公式サイト

tanmoshi-anime.jp

・ブログ主の紹介及びブログの趣旨

sniperkaityo.hatenablog.com

今更ライトノベル終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか?読みました。

お久しぶりです。

仕事が忙しくて、新しい作品を摂取する時間がなかなか取れなかったため、投稿間隔がかなり開いてしまいましたね(;^ω^)

 

というわけで『すかもか』の感想を書いていきます。

過去に投降した関連記事は以下の通りです。

sniperkaityo.hatenablog.com

sniperkaityo.hatenablog.com

 

 

以下の3点にご注意ください。

公式HPで公開されている以上のネタバレは極力避けますが、ネタバレ断固拒否の方はブラウザバック推奨です。

・本ブログはあくまで筆者の感想です。

 ・必ず良いと感じた点、悪いと感じた点を書くように心がけています。自分の好きな作品を批判されたくないという方はブラウザバック推奨です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・筆者の事前知識

第1部である『終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?』の小説を読み終えてそのままの流れで第2部である本作を読み始めました。

 

・感想

一言でいうと『本シリーズが好きな人向けの作品』と感じました。

第1部に比べてかなり設定が複雑になるので、第1部で本シリーズにはまって、より深掘りしたいと感じた人以外はついて行きにくい部分もあるかなと思います。

ただ、それを差し引いても十分面白いことは間違いないので、第1部で興味を持った人は気軽に読んでいただければと思います。

 

・良いと感じた点

本シリーズの特徴である「殺伐とした設定なのに読んでいてしんどくない」ところです。

第1部から「どんなに厳しい状況でも精一杯幸せに生きようとするさまを描く」ことは踏襲しているのですが、第2部は「精一杯幸せに生きよう」とする際に生じる苦難や葛藤を描写しているので、第1部以上に辛い内容です。

しかし、鬱設定特有のしんどさはなく、「悲しい」というより「切ない」を感じる作品であることを第1部から徹底していることが読者の期待を裏切らない、安定した面白さにつながっていると思いました。

 

・悪いと感じた点

まず、前述したとおり第1部に比べて大衆向けではないことです。

これに加えて、「第1部に比べて設定が複雑になる」と前述しましたが、本作は設定説明する際に具体例を出して説明するパターンが多いのですが、これが若干本作を読みにくくしていると感じました。

本作の設定説明の際の具体例の出し方は、メインシナリオが進行している舞台とは別の場所で生じた事例や、過去の事例を用いて唐突に説明が始まるので、設定説明によってメインシナリオとの時系列などの把握が少し難しくなっていると感じました。

最終的にはメインシナリオとリンクするので、伏線回収したときの納得感は読んでいるときの楽しみの一つではありますが、伏線が多岐にわたると伏線回収に気づかないパターンもあったので、読みやすさを重視するなら第1部より評価は落ちるかなと思います。

 

・最後に

最近では唯一熱心に追っていた作品だったので完結した今は喪失感があります。

今回の記事では第1部に比べるとちょっと評価が落ちるような書き方でしたが、逆に私のような本シリーズが好きな人には最高の内容だったと思います。

アニメの影響で第1部だけは読んだという人は、ぜひ第2部も読んでみると「すかすか」というシリーズにどっぷり浸れると思います(笑)。

完結お疲れ様でした。

 

 

・終末なにしてますか?シリーズ公式サイト

sneakerbunko.jp

・ブログ主の紹介及びブログの趣旨

sniperkaityo.hatenablog.com

今更ライトノベル終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?読みました。

 

大好きなシリーズすぎて、シリーズ完結巻の感想を先に書いてしまいました(笑)

sniperkaityo.hatenablog.com

 遅ればせながら既刊シリーズの感想を書かせていただきます。

今回はまず第1部の感想です。

 

以下の3点にご注意ください。

公式HPで公開されている以上のネタバレは極力避けますが、ネタバレ断固拒否の方はブラウザバック推奨です。

・本ブログはあくまで筆者の感想です。

 ・必ず良いと感じた点、悪いと感じた点を書くように心がけています。自分の好きな作品を批判されたくないという方はブラウザバック推奨です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・筆者の事前知識

今でこそシリーズ既刊すべて読破済み、アニメ版も視聴済みですが、読み始めた当初はタイトルに興味を持ったことがきっかけでした。

よって事前知識はありませんでした。 

 

・感想

バッドエンドでありながら後味が悪くない私の中では最も理想的なバッドエンド作品です。全5巻と長さ的にも読みやすいので非常におすすめです。

 

・良いと感じた点

前述のとおり、バッドエンドでありながら後味が悪くないことです。

これは本作が「どんなに厳しい状況でも精一杯幸せに生きようとするさまを描く」ことに徹しているからだと思います。

精一杯生きた結果だからこそ誰が死んでも納得感があり後味が悪くならない。その死は悲劇ではなく誰かの希望としてつながっていく、そんな儚さと優しさの表現が本作の良いところだと思っています。

 

・悪いと感じた点

思いつきません(笑)

強いて言うなら、無理やりサービスシーンを挿入した感があることぐらいでしょうか。

 

・最後に

TVアニメ版は小説版の1~3巻の内容をベースに制作されていますので、アニメではまった方はぜひ4,5巻を買って読んでいただけると楽しめると思います。

実質4,5巻は後日談になるわけですが、後日談として片づけるにはもったいない内容なのでぜひ読んでいただきたいです(笑)

 

・終末なにしてますか?シリーズ公式サイト

sneakerbunko.jp

・ブログ主の紹介及びブログの趣旨

sniperkaityo.hatenablog.com

今更ライトノベル終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか?11巻(最終巻)読みました。

2021年7月30日発売のライトノベルの感想ということで、まったく今更ではありませんね(笑)

おそらく最初で最後の最新情報です。

あと、このシリーズは既刊についても感想を書いていく予定です。

大好きなシリーズでした。完結本当にお疲れ様でした。

 

以下の3点にご注意ください。

・今回は少しネタバレあります。ネタバレ断固拒否の方はブラウザバック推奨です。

・本ブログはあくまで筆者の感想です。

 ・必ず良いと感じた点、悪いと感じた点を書くように心がけています。自分の好きな作品を批判されたくないという方はブラウザバック推奨です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・筆者の事前知識

シリーズ第1部5巻、第2部10巻、短編集1巻、外伝2巻すべて読了済み、TVアニメ版も視聴済みです。

かなり思い入れのある大好きな作品であり、最終巻を読むにあたっての心境は楽しみ半分寂しさ半分といった感じでした。

 

・感想

盛大に何も終わらないまま終わりました(笑)

後味が悪いとか、号泣するとか、そんなことはなく、じわっとした寂しさとぬくもりが残るような本シリーズらしい優しい終わり方だったと思います。

 

・良いと感じた点

ユーディアとアルミタです

この二人はダブルミーニングで、ビジュアルが1部のヒロインのクトリと2部のヒロインのラキシュで、戦闘シーンではヴィレムとリーリァというこれまでのシリーズを総括するようなキャラでした。

ほとんどストーリー的に進展のなかった第2部9巻から急にスポットされ始めるのですが、9巻丸々1冊使って掘り下げた分、感情移入できて非常に良かったです。

 

・悪いと感じた点

何も解決してなさ過ぎて打ち切りエンドっぽさが多少あるところです。

ぱっと思いつく未解決の課題を列挙すると・・・

・今後も<最後の獣>が生まれる可能性がある

・浮遊大陸群の落下は避けられない

・結局妖精兵は兵士として必要

第2部6巻くらいの状態に戻っただけなので、後日談が非常に欲しいです。

 

・最後に

ヴィレムは別世界へ行ってしまいましたが、ヴィレムに思いを寄せていたアイセアやナイグラートが別れをどう感じたのか、後日談で語ってほしいです。

あと、フェオドールはティアット、マルゴと泥沼の三角関係に突入ということでこの後どうなるのか(笑)

茶化しましたが、本書のラストはシリーズの完結巻でありながら、第2部の主人公であるフェオドールとティアットの物語の完結巻だったんだなと印象付けられる良いシーンでした。

故にシリーズ完結巻として語られていないことが多すぎるのでほんと後日談がめちゃくちゃ欲しいです。枯野先生お願いします(笑)

 

・終末なにしてますか?シリーズ公式サイト

sneakerbunko.jp

・ブログ主の紹介及びブログの趣旨

sniperkaityo.hatenablog.com

 

今更TVアニメ86-エイティシックス-(第1クール)見ました

こんばんは。

私が原作を買っている作品がアニメ化するケースは稀で、故に多少思い入れのある作品でもあるので感想を書かせていただきました。

アニメ見て原作買うパターンは多いんですけどねぇ(笑)

 

以下の3点にご注意ください。

・公式HPで公開されている以上のネタバレは極力避けますが、ネタバレ断固拒否の方はブラウザバック推奨です。

・本ブログはあくまで筆者の感想です。

 ・必ず良いと感じた点、悪いと感じた点を書くように心がけています。自分の好きな作品を批判されたくないという方はブラウザバック推奨です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・筆者の事前知識

原作小説を4巻まで読了。最新刊まで買っていますが積んでます(笑)

 

・感想

OPに騙されるな。

新規・原作ファン問わず納得の良作と感じました。

 

・良いと感じた点

まず挙げたいのはキャラデザです。

個人的な感覚ですが原作挿絵を担当されているしらび氏のイラストはアニメ絵に起こしにくい画風と思っています。しかし、今回のアニメではうまくアニメ絵に落とし込んでいると感じました。

特に6話あたりからの見せ方もよかったと感じました。

かわいいキャラシーンや平穏な日常シーンと、絶望的な現実の表裏一体。そのギャップを感じ取ることのできる作画だったと思います。

 

・悪いと感じた点

コンセプトが統一されていないことです。

本作は個人的にはライトノベルにしては比較的『硬派な戦争もの』であると思っています。故にアニメでもその路線を貫いてほしかったです。

具体的には冒頭でも記載したOPです。あってないですね。ヒトリエ自体はかっこいいと思いますが本作にヒトリエを起用した人はどういう意図をもっていたのでしょう。

『硬派な戦争もの』というコンセプトに従うなら日常シーンが少し明るすぎる点も少し気になりました。 居住スペースとはいえ状況を考えるともっと汚れや照明の暗さがあってもいいかなと思いました。ジャガーノートの汚れや傷がしっかり描かれていただけに不自然な綺麗さが逆に目立っていたように感じました。

ただし前述のとおり日常シーンと絶望的な現実のギャップが本作の魅力の一つでもあると思うので、日常シーンが明るすぎる点を一概に悪いとは言い切れないと思います。難しいところです。

 

・最後に

PVでもOPがしっかり流れていたので、ほんとにもったいないと思います。

アニメとしての完成度はかなり高いと思います。

また、2クール目は1クール目に比べてストーリー的にテンポがかなり良くなると思われるので原作未読の新規ファンもかなり楽しみやすい内容になっていると思います。

1クール目はストーリー的にどうしても設定やキャラの心理描写を丁寧にする必要があり序盤のテンポはかなり悪くなっているので、逆に一気見に向いています。

2クール目放送前に興味のある方はぜひ見てみてください。

 

・アニメ86-エイティシックス-公式HP

anime-86.com

・ブログ主の紹介及びブログの趣旨

sniperkaityo.hatenablog.com